アワード
#ベストデンタルハイジニスト アワード

第12回受賞 2012/06 受賞者 川本 亜紀さん (日本大学歯学部付属歯科病院歯科衛生士室勤務)

2012.06.01
(写真左)受賞の川本亜紀さん(左)、渋谷俊昭先生(右)

(写真左)受賞の川本亜紀さん(左)、渋谷俊昭先生(右)

(写真右)弊社須貝医療事業本部長(左)

(写真右)弊社須貝医療事業本部長(左)

2012年5月18日(金)・19日(土)札幌コンベンションセンターにおきまして、第55回春季日本歯周病学会総会及び学術大会が北海道医療大学歯学部歯周歯内治療学分野 古市保志教授を大会長として開催されました。弊社スポンサーシップにより制定されています歯科衛生士向け奨励賞「日本歯周病学会ベストハイジニスト賞」の第十二回受賞者に、昨秋の学術大会で優れた症例ポスター報告を行った日本大学歯学部付属歯科病院歯科衛生室にご勤務の川本亜紀さんが選ばれ表彰されました。

川本亜紀さんは、「広汎型侵襲性歯周炎患者の妊娠、産後における口腔衛生管理の1症例」と題した広汎型侵襲性歯周炎患者に対して、月経周期を考慮した歯周基本治療を行い、さらにSPT時において妊娠、産後と生活環境に合わせて行った口腔衛生管理の1症例を報告され、見事受賞されたものです。

表彰式は、第五回ベストハイジニスト賞受賞者である佐藤昌美さんによる歯科衛生士教育講演の前に行われ、歯科衛生士関連委員会渋谷俊昭委員長より表彰状が贈呈されました。続いて弊社常務取締役須貝辰生医療事業本部長より「タカラベルモント㈱は歯を大事にする患者・生活者を育てる歯科医院づくりを継続的に支援する活動を行っていますが、その大きな役割を担うのはここにおられる歯科衛生士の皆さんです。タカラベルモントとして、少しでもそのお役に立ちたいとこの賞に協賛させていただいています。今後もこの支援を続け、歯科衛生士の皆さんを支えて行きたいと思います。川本亜紀さん、本日はベストハイジニスト賞の受賞、誠におめでとうございます。」との挨拶とともに、記念のクリスタルトロフィーを贈呈させていただきました。また、副賞として奨励金も授与されました。

ここに栄えあるベストハイジニスト賞を受賞されました川本亜紀さんのコメントをご紹介します。

「このような名誉ある賞をいただきまして、タカラベルモント株式会社ならびに日本歯周病学会関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。また、ご指導いただきました伊藤公一先生、菅野直之先生、岩野義弘先生にお礼申し上げます。
男性よりも女性の方が一日のブラッシング回数が多いにも関わらず、喪失歯数が多いという結果が平成17年歯科疾患実態調査で発表されています。その原因の一つに、女性ホルモンの産生過剰や欠乏が、歯周病を悪化させるということが考えられます。私は、8年前から月経周期と歯周病の関係についての研究を行っております。今回、月経周期における女性ホルモンの変化が歯周病に影響を与えたと考えられる広汎型侵襲性歯周炎患者の妊娠、産後における口腔衛生管理の一症例について発表しました。月経周期、妊娠期、産後期と唾液中の細菌検査を行い、臨床所見と比較することで、排卵日、妊娠初期、後期には歯周病原菌の割合が増加しやすいため徹底したセルフケアが重要であること、また産後は、生活環境が大幅に変化するためプラークコントロールが悪化する可能性が高く、患者の生活環境に合わせた口腔衛生管理が必要であることが分かりました。
今後も研鑽を積んでいく所存です。誠に有難うございました。」

川本亜紀さん、ベストハイジニスト賞の受賞、本当におめでとうございます!
今後ますますのご活躍をお祈りします。

タカラベルモント(株)は歯科衛生士の皆さんを応援します。
皆さんも是非「日本歯周病学界ベストハイジニスト賞」にチャレンジして下さい。

「タカラベルモント ベストハイジニスト アワード」

弊社は、「日本歯周病学会ベストハイジニスト賞」の協賛企業として、
「タカラベルモント ベストハイジニスト アワード」を制定させて頂きました。

この「日本歯周病学会ベストハイジニスト賞」は、歯科医師のみならず歯周病分野には不可欠な存在である歯科衛生士に、もっともっと学会に参加して欲しい、そして活躍して欲しいとの同学会側の意向を受け、弊社が賛同した形で実現した賞です。